カッラーラでは多くの人がクリスマスから元旦までがフェスタ(休暇)。今日2日からは仕事始めになります。我が家の職人さんも仕事始めにきました。

この二人のシニョーリはエッツィオとバジリオといって私が2004年6月に草ぼうぼうの荒れ放題の土地付きの家を購入した当初から草刈りを始め主に庭関係を手伝ってくださった人たちです。今はぶどう畑も整備されていますが最初はこの土地にぶどう畑があることも分からないくらいの荒れ地だったのです。エッツィオとバジが草刈り、そしてその刈った草を燃やすという作業を何度してくれたことか、、、。そしてその庭が落ち着いたので今二人は
muri in sasso a vista(ムーリ イン サッソ ア ヴィースタ)といって石を一つ一つ積み上げて仕上げる壁を作ってくれています。この方法は一つ一つの石の表面をそろえる必要があり手作業ですから誰でも簡単にできるものではありません。幸運にもこの二人、若い頃カヴァットーリ(大理石の採石職人)だったので石の扱いになれているのです。私の家にはこの石垣で作った壁が所どことにあります。

これからこの石垣は何十年もいえ何百年も存在するでしょう。この二人の職人さんの心のこもった手作りの石垣をみるたびに私は二人の存在を思い出し二人の大きな愛情に感謝し続けることでしょう。