お花

オープニングパーティも終わりほっとしたのもつかの間27日お客様がいらしてくださいました。そうです。正式オープンしてからの初めてのお客様です。オランダ人のご夫婦とそれとは別に日本人のご夫人がいらっしゃってくれました。
オープンに向けて彫刻の周りに花壇を作ってテラスの柵の柱の上に植木鉢を置いて花を植えた。そして砂利も敷いた。もうそれだけでがらりと変わった。これからお花の水やりも私の仕事になる。家作りが一段落したので今度は庭作りを頑張りたい。目標はターシャデューダの庭と生き方。でも彼女も理想の庭が出来上がるまで13年かかったという。
ローマは一日にしてならず。気長に考えていこう。大切な事は続ける事。か?
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# by galleriaarsapua | 2008-05-29 05:05 | 庭作り | Comments(11)

オープニングパーティ

5月24日、B&B Galleria Ars Apuaのオープニングパーティを無事開催した。
ソプラノ歌手の友人深川和美さんが先週の火曜日にカッラーラに入る。彼女には私の亡夫の三回忌をかねた出版記念パーティにも歌を歌ってもらった。透き通る声で天に届けとばかりに心を込めて歌ってくれた。もうずっと前からオープニングのとき和美ちゃんを呼べたら素敵だな。って密かに夢見ていた。年初めにその事をメールで問い合わせてみると快く引き受けてくれた。そしてただ彼女だけが来るのではなく二人の料理人ゆうこさんとようこさん、(今回初めて会ったのだけど素晴らしい女性達)、そしてリュート演奏者の高本一郎さんという心強いお友達も一緒に連れてきてくれた。
ここのところ日本の梅雨のように雨が続いて仕事ができずにどうなるんだろう?って不安もよぎったが最後の一日快晴で職人さんや友達会わせて15人の方が家の最後の仕上げを手伝ってくれた。(大、大感謝)奇跡のように仕事が全て終わった。
そして今日当日、朝から私は大忙し。というより焦ってパニック気味と緊張気味。
天気は晴れたり曇ったり、まだまだ油断は出来ない。
でも6時スタートなのに5時過ぎから人が集まりだした。そして来れない方達から花束が届き始める。二人の料理人ようこさんゆうこさんのお料理も運び出されて大盛況。
人もどんどん集まってくれて100人超すくらいの方が集まってくれた。
夕方7時、コンサート開始。その前にオリヴィエロが進行してフォルテディマルミのポラッチさんが挨拶をしてくれて私も挨拶した。そして和美ちゃんとリュートの高本さん登場。和美ちゃんが一曲目「はすクリア」を歌いはじめて和美ちゃんのすごく温かいハートを感じて心と瞳が熱くなった。リュートの高本さんもすごくがんばってくれた。
イタリア人皆、大喝采。終わって和美ちゃんのコンサートを企画したいという人も出た。皆から「とてもいいパーティだった。いい時間をありがとう」って言って頂いた。嬉しかった。こちらに参加できなかったけど心だけでも参加してくれていた方達に報告をかねてお礼を申し上げます。ありがとうございます。今まで応援してくれて。そしてこれからがんばっていきます。
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# by galleriaarsapua | 2008-05-25 10:38 | フェスタ | Comments(18)

てるてるぼうず

土曜日からまた雨が降るカッラーラです。土曜日、結構重要な仕事があったのですが雨の為断念。日曜も雨で今朝は晴れた。土曜日にするはずだった敷地内に砂利を敷く作業をする予定で職人さんも来てくれた。しかし降りすぎた雨のせいで土が湿って緩んでいるのでこの土を乾かせてセメントのようになった状態で砂利を引かないと意味がないらしい。
またもやこの作業、延ばす事になる。
今日は彫刻設置のときも手伝ってくれた彫刻家Kさんが来てくれて室内に置く彫刻の台座の仕上げなど手伝ってくれた。Kさんカッラーラに20年前に来られてイタリアだけでなく世界の各地にシンポジウムなどの招待作家として活躍されているプロの彫刻家の方なのですが実は我が亡き夫の大学時代の後輩の方で今回本当にご自分の仕事もあるのに助けて頂いて感謝している。
昼過ぎまた雲行きが怪しくなり5時過ぎに雨が降り始める。
天気は人間の力ではどうにもなりませんもんね。何だか雨にからかわれてるみたい。
こうなったら「もっと降れ!」って開きなってしまうけど心を落ち着けて子供のときに心の中の神様にお願いしたみたいに「これからもがんばって生きていきます。悪い事しません。だから雨を降らさないでください!」ってお願いした。
私の祈りは天に届くのか?
# by galleriaarsapua | 2008-05-20 02:59 | ひとり言 | Comments(10)

ラストスパート

毎日走ってますよー。オープニングに向けて。本当はもっとゆったりと構えて迎えたかったのですが夏休みの宿題、最後の日にしてしまうタイプの私、そしてオリヴィエロは私よりさらにそのタイプだから仕方ないな〜。
今日は朝から畑に蒔く肥料を近くの農家に貰いにいく。ヤギの糞を朝から袋詰め。糞って温かいのを初めて体感する。
その後、家の敷地に敷く砂利を注文しにいく。明日トラックで運んでもらう事になる。
そして印刷屋さんにワインに貼るチケットを頼んでいたのでその打ち合わせにいく。
その頃もう12時近いのでお昼ご飯に最近出来たケバップのお店でケバップをお持ち帰りで買う。昼食後、彫刻の掃除をする。そうこうしているとSGFという彫刻工房に置かしてもらっていた彫刻とトラックなどの大きな車が通る為の入り口用の門が到着する。
無事設置し終えたら夕方の6時。これで今日の一日の仕事は終わりです。
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       鉄の門、到着しました。でもまだ仕上げが残っているのです。
# by galleriaarsapua | 2008-05-15 02:01 | 家作り | Comments(5)

彫刻設置完了

日本から40フィートのコンテナー一台借りて中に彫刻を入れて去年の夏に船で日本を旅立ち去年の秋にイタリアに到着した彫刻達。
直ぐに設置できなかったのは家の工事がまだ終わってなかったから。
24日のオープニングに向けて彫刻は必ず設置しなければ。

5月9日、天気にも恵まれて彫刻を設置する事が出来た。
何トンもする重い石はもちろん人の手では運べない。操縦者付きのクレーン車を借りる。
機械が持ち上げてくれるのだが石を動かすとかなりのエネルギーが要る。
そしてそれはタダの石ではなくて彫刻だから少しでも欠けたり傷ついたりしないようすごい集中力も要る。


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クレーン車到着。設置にはオリヴィエロと 日本人彫刻家Kさんも手伝ってくれました。
(Kさんありがとうございました。)


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まず彫刻に帯を巻きます。これも途中で外れたりしないように色んな起こりうる危険な事を回避して頑丈に安全に巻きます。何かがあっては絶対にならないのです。絶対に外れたりずれたりしない事が分かったらクレーンで持ち上げます。これもゆっくり確認しながら、1.5トンの重さを持ち上げるのはクレーンでも緊張します。


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洋梨の木があるためその木の上を通らないと行けません。空高く持ち上げられた彫刻を見たときやはり落ちたときの事を考えるとドキドキします。祈るような気持ちで彫刻が何事もなく移動する事を願いながら拳を握りしめる想いです。


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さて、設置予定の場所まで彫刻が来たら今度は向きを考えながら降ろさないといけません。この彫刻は芯棒も入れるのでそれに入るように降ろすには1センチも狂えないので真剣です。クレーンを操縦する人に「もう少し右!上に上げて!下げて!」と瞬時に判断して大声で叫んで伝えながらの作業です。(手で合図も送りますが)

この彫刻、無事設置完了。


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こんな感じで大小あわせて17個の彫刻を設置する。
クレーンを操縦する人もとても親切で丁寧な仕事をしてくれました。
皆の真剣な気持ちのお陰で無事に彫刻を設置する事が出来ました。
終わったときは近くで見ていただけの私でしたが石に気を取られたのでしょうか?くたくたでした。

*彫刻みたいですか?きちんと周りを整えてご披露しますのでしばらくお待ちくださいね。
# by galleriaarsapua | 2008-05-11 00:40 | 彫刻 | Comments(2)

遥かルネッサンスの時代ミケランジェロも石を求めに通ったイタリア、カッラーラ。大理石の山並みを一望できるところに家を建てたKazuko


by galleriaarsapua