’08ヴェンデミア
2008年 09月 28日
やはりこの日はぶどう畑を持っている人にとってはお祭りです。そして手伝ってくれる友人達がいてこそ出来るのです。
今年はOrtonuovoというところにぶどう畑を持っているオリヴィエロの友人がぶどうの出来が良くなかったので自分たちはヴェンデミアをしないのでいいぶどうだけでもとりにきたらいいと言ってくれたので二手に分かれてのヴェンデミアです。
うちの方には日本人のお友達とアメリカ人イタリア人、合計8人で行いました。皆、無口に黙々とぶどう狩りをしてくれて12時前には全て終わりました。オリヴィエロに電話したらまだ終わらないというので皆で車で30分くらいのところまで応援に行きましたらもう殆ど終わるとという事でとんぼ返りで帰ってくる。
そして午後2時過ぎにやっとお昼ご飯を食べる。
近くのトラットリアのおばさんに予めポレンタとコニーリオ(ウサギのソース)、ラビオリを頼んでいたのです。そして今日はお手伝いにきてくれていたオリヴィエロの友達がモッツアレーッラブッファーナを持ってきてくれたので畑のトマトと一緒に食べました。あまりにもおなかがすいていたので写真を撮る暇がありませんでした、
さあこれからもうひと頑張りです。
大きな赤い容器がつぶしたブドウを受ける容器です。そして上に乗っている赤い機械はブドウを電動でつぶす機械です。これも人手が必要。連係プレーが大切です。
こんな感じでカセットごと持ち上げてブドウを機械に流し込みます。
機械の下の方からブドウの茎だけがでてきます。そして実とジュースは機械の下に受けている大きな桶のような容器に直接流れて行くのです。
こうして絞ったブドウは実と皮が上にこんもりとしています。それをこのように実をジュースの中に押し沈めるのです。
そして絞ったブドウジュースの糖度を測ってアルコール度数を計るためブドウジュースを容器に入れます。
緊張の瞬間です。アルコールが高くなってもらう為に今まで頑張ってきたからです。今年のワインは赤、12.2〜12.5度。白、13.5〜14度。という数字が出ました。
でもきちんとした数字は成分を分析にかけますのでそれで分かります。
まずまずのアルコール度数という事でほっとしました。
後、酵母菌を溶かして絞ったブドウに混ぜます。容器の上に虫が入らないように網を張って今日の作業は終わります。全てが終わったのは夜の7時を過ぎていました。
手伝って皆さん、ありがとうございました。美味しいワインが出来たらまた皆で飲みましょうね。