
今年はカッラーラで彫刻シンポジウムが開催されます。シンポジウムは作家が集まってともに制作をし食事をしワインを飲みながらそれぞれの哲学を語り合ったりする、元々はギリシャのプラトンの饗宴が元になっています。
彫刻シンポジウムはオーストリアから始まり今では世界各国で行われています。
ある期間をきめて作家が野外で公開で作品を制作するのです。そのシンポジウムに伴って野外彫刻展も行われ今日はオープニングでした。

展示場はカッラーラチェントロ、ピアッツア、アルベリカから始まってピアッツア、アカデミアに続く道と広場に展示されています。
オープニングの挨拶はピアッツア、アルベリカで行われて25人の作家が出品している作品を皆で一つ一つまわってみて行きます。

こちら日本人の女流作家、中村真木さんの作品。

ピアッツア、アルベリカからピアッツアアカデミアに続く道。MAZZINI像の後ろがカッラーラの美術大学です。二階の窓からは有名な彫刻の石膏モデルが顔を出しています。

ミロのヴィーナス。

ミケランジェロのダビデ。

それぞれの作品と作家を紹介します。どこかで見た後ろ姿です。

この作品はご存知、オリヴィエロの作品です。
前にこちらでレポートしましたが締め切りとはこの展覧会に出品する為にがんばっていたのです。

正面から見るとこんな感じで完成しました。25日のオープニングに間に合わせる為に24日の夕方までかかって完成させたようです。作品の構想は2年前に出来上がっていて石膏のモデルは既にありましたが今回この展覧会に出品する事になり大理石で実寸高さ2mの彫刻を3週間で作ったのです。

作家名を見なくても彼の作品と分かった人が多かったのはメッセージ性のの強い彼の作風がよく出ています。

左右の顔の表情が違っていて色々掘り下げて理解してみると面白いです。
この機会にカッラーラに彫刻展とシンポジウムを見に来られてはいかがですか?
この展覧会7/25〜8/18まで、シンポジウム8/1〜8/18まで開催しています。