彫刻工房

カッラーラはご存知のように白い大理石の山があります。この石が良質であるため様々な人がこの石を求めて世界中から集まっています。
テーブルにしたり床にしたり、最近では粉にして薬剤などにも使っているようです。
この石を求めてミケランジェロが通い続けた事は有名でカッラーラにとっても今では誇るべき事でありますが当初は皆でよってたかっていじめ抜いたそうです。
でも材料があるところに技術があるようにカッラーラには彫刻工房が沢山ありました。今では閉鎖したところもあるようですがまだまだ彫刻工房はあります。
私の亡き夫は34年前、日本でも有名な彫刻家の大先生からカッラーラの話を聞き彫刻をするには一度は行くべきところとして勧められたそうです。そしてお世話になった工房がこちらSGF。
彫刻工房_d0136540_642565.jpgここはToranoというチェントロから車で5分くらいの山の中腹にある村の入り口にあります。亡き夫がお世話になった時は3人の職人が立ち上げたばかりの工房でそこにアーティストが間借りをしていたそうです。34年経った今ではこのSGFはカッラーラでも指折りに入るくらい大きな工房と成長して世界中の有名アーティストが制作しに、もしくは注文しに訪れています。
彫刻工房_d0136540_6534050.jpg色んなブースに分かれて作家や職人さんが自分の仕事や注文の仕事をしています。
彫刻工房_d0136540_655381.jpgこちらは友達のアメリカの女流彫刻家の仕事です。ちょうど彼女が仕事をしていたのでお連れしたお客さんを紹介させてもらいました。
彫刻工房_d0136540_6565015.jpgSGFの地下には彫刻展示室があり、ここにゆかりのある作家の作品のモデルが並べられています。

彫刻工房_d0136540_6585868.jpgそしてここでの見せ物はこちらキャデラックの実物大を大理石でコピーしたもの。
彫刻工房_d0136540_701348.jpgすごく細かいところまできちんとコピーされていてとても楽しくなります。
ここでは紹介していませんが大きな石を鉄の紐と水を使って切る機械があったりそれを使っている光景を見る事が出来たり興味深い現場の光景です。
Commented by anrianan at 2008-10-23 14:13
kazukoさん、こんにちは!
「この石を求めてミケランジェロが通い続けた」という話に歴史を感じます。(私は不勉強で、初めて知りましたが・・・・・。) キャデラックは、ただただ圧巻です。これだけ作品が大きいと、石がより美しく見えるような気がします。
34年前に小さな工房が、今や指折りの大きな工房に。・・・・・・
その流れの中にkazukoさんはご主人とともにいらしたのですね。
私は今まで彫刻の世界にあまり縁があるとは言えなかったので、この世界にとても不思議な魅力を感じます。時空間をタイムスリップするような・・・・・・。
Commented by piccolipassi at 2008-10-23 19:18
一度、フィレンツェの近くで、大理石を加工する工場の見学に同行したことがあるのですが、すごくおもしろかったです。
通訳で行ったのに、私の方が夢中になっちゃいました(笑)。
この大理石のキャディラック、すごいですね~!
彫刻を見るのも好きなので、いつかお邪魔させてもらいたいなぁ。
Commented by galleriaarsapua at 2008-10-24 05:36
*anriさん、こんばんは。
亡夫は大理石で作品を作ると石が助けてくれると言ってました。
石を割ったときに石の歴史を感じるそうです。それこそ時空を超えて制作するのでしょうね。
芸術とは時空を超えて残って行くものが本物だと思っています。
それを感じてくれて嬉しいです。
Commented by galleriaarsapua at 2008-10-24 05:39
*piccolipassiさん、こんばんは。
ものを作っている工場とかってなんだかとてもおもしろいですね。
産みの苦しみを覗き見るというかなんと言うのか...
美しいものを生み出す時は苦しみがつきまといます。
同じイタリア、同じトスカーナですからどうぞいつでもお越し下さい。カッラーラご案内いたしますよ!
Commented by falmouthme at 2008-10-24 09:17
すごいです。このキャデラック。思わず、じ〜と見てしまいました。この車、1枚の岩石からなんですか?ボディには、どこにもくっくけたような様子はありませんし・・・作業中は、かなり神経を使われるのでしょうね。間違っても、図案以外の場所を削ったりしないように。そんな事があったりしたら・・・考えただけでも、確かに、苦しみがつきまといそうです。
 イタリア行きの時のストップ・ポイントが、またひとつ、増えてしまいました。笑
Commented by nobukoueda at 2008-10-24 18:36
ありがとうございます。
涙が出るほどうれしいです。
埃っぽい仕事場のにおいがつたわってくるようです。感激!
私も独身のときは大きな石屋さんの仕事場を貸してもらって仕事していました。好きなように石をきったりできましたが、今では庭先の小さなガレージで次の仕事場を探しています。
石をモクモクと彫る人が大好きです。
私はほとんど石に助けられています。^^;
石に触れている時間が至福のときです。でも近頃体力不足^^;と喘息が出てなかなかすすみません。
来年5月にベルリンで展覧会あってその後でもいけたらいきたいな~
また、石の作品いろいろみせてくださいね。
キャデラックはすごい!どんなお金持ちがコレクターされるのでしょうか?キャデラック好きのかたなら・・・
Commented by ank-nefertiti at 2008-10-25 00:30
kazukoさん~、こんばんは!
「石に助けられている」って深い言葉ですね・・・
作家は石と対話しながら作品を作っていらっしゃるのでしょうね。
とっても素敵なお話ですねぇ・・・

キャデラック、大きさも実物大でしょ?
凄い・・・
これだけの良質の大理石がある、ということも凄い!(当たり前かしら・・・)

カッラーラ、やはり行かなくては!
今、円高で旅行に行くなら今だったな、と思うけれど、こればかりはわからないですものね。。。
仕事が休めるなら、ぴゅーん!って飛んで行きたいわ、kazukoさんのところに!!!
Commented by galleriaarsapua at 2008-10-25 17:16
*falmouthmeさん、こんにちは。
すごいでしょ?このキャデラック。全部一枚の岩石で作られてます。
原石が運ばれて来た時の写真もありました。
でも下の中身はくりぬかれています。そうしないと重量が重すぎてしまうからです。
石は失敗が許されませんからね〜。粘土ならやり直せるのですが。
この工房は抽象彫刻が主ですが伝統的な具象の彫刻工房などもあります。
イタリアにいらっしゃる際はお立ちより下されば嬉しいです(笑)
Commented by galleriaarsapua at 2008-10-25 17:23
nobukouedaさん、こんにちは。石の女性彫刻家さんですものね。
すごいです。尊敬しますよ。亡き夫と結婚して石の彫刻の世界を覗きみて女性の作家さん出会ってすごいな〜って感心しました。
画家ならわかるけど彫刻かなんて、それも石の彫刻家。
きっと運命でしょうね。そうなられたのは。
カッラーラは石が落ちてます。材料はただ当然で手に入るので一日中、石と向き合えます。
私にその才能があったらと思いますがゼロに等しいので夢も見ません。来年、ベルリンで展覧会をされるんですか?
今ドイツは彫刻の市場、結構あるようですよ。
そのあと、カッラーラ来れそうなら来てください。日本から比べたら本当に近いです。
最寄りの空港はピサ空港です。
このキャデラックは30年前に注文があったそうですが未だに採りに来てないそうです。(笑)
Commented by galleriaarsapua at 2008-10-25 17:28
*杏さん、こんにちは。
このキャデラック実物大です。これよりももっと大きな石もあります。カッラーラ古い街です。好き嫌いがはっきりしてるかもです。
杏さんが気に入ってくれたらいいけど。
今円高ですね〜。信じられないくらい。
海外旅行のし時です。ビュ〜ンて飛んで来てくれたらとっても嬉しいけれど...
Commented by yossy at 2010-03-27 18:35
はじめまして!!!フィレンツェでMosaico FioretinaをしているYossyといいます。Carraraというか、Alpi Apuaneにはたまに石を拾いにマエストロと行きますよ。去年の夏にリグーリアまでのショートトリップの途中、日本から来たパートナーのおばに白い山を見せたくてよったこのあたりで、この写真のような大理石のLaboに寄ったんです。たまたま。なんかすごく似ていて、思わずコメントいれてしまいました。すごく面白い作品があって、おおぉぉとうなってしまったのを覚えています。

ステキなB&Bですね。フィレンツェからCarraraって近いけどちょっと遠いんですよね。ゆっくり泊まって、のんびり石拾いにいきたいなぁ。。。
Commented by galleriaarsapua at 2010-03-30 04:12
*yossyさん、こんばんは。そしてはじめまして。
フィレンツェからカッラーラのブログにようこそ!
そしてコメントを残して下さって嬉しいです。(お返事が遅くなってごめんなさい)
モザイクの作家さんなのですね。
こちらのカーヴェに石を拾いにこられるのですね。
本当に日本では信じられないくらい良質の石が落ちてますものね。
去年の夏に偶然寄った工房、SGFだったのかしら?
ここのオーナーは3人いるのですが3人とも私ととても仲良しです。
亡き夫もこちらでお世話になっていてもう30年以上も前から知り合いで。。。
どの作品が気に入ったのかしら?ちょっと興味あったりして。。。
またこちらに来られる事があったら是非うちの方へもお立ち寄りくださいね。
これからもどうぞよろしくお願いします。
by galleriaarsapua | 2008-10-23 07:05 | 彫刻 | Comments(12)

遥かルネッサンスの時代ミケランジェロも石を求めに通ったイタリア、カッラーラ。大理石の山並みを一望できるところに家を建てたKazuko


by galleriaarsapua