今日はパスクアです。
今年のパスクアは早いですね。
「パスクアの日は春分の日以降の最初の満月の次の日曜日」と定められていて、今年は、3月25日が満月でしたから、その次の日曜日、3月31日がパスクアでした。
3月の最終日曜日は、冬時間から、夏時間に変わります。
今まで6時だったのが、7時になるのです。
昨日はB&Bのお客様が、いらしたので、寝る前、その話になり「今は22時だけど、明日の時間では23時で、、、」なんていってましたが、結局は「そんな事考えないで、明日の時計に従おう」と話を終えました。
iPhoneは、勝手に時間を調整してくれているので、それに従うのが一番。
そして手動の時計も直に全て変える。
何も無かったかの様に、時計に従う。
さて、パスクアのお話をー
3月になって雨が多かったりもして、色々と自分の心の奥を見つめていました。
そうしたら、「許す」という事にたどり着きました。
それは特定な人というよりも、自分の魂のレベルでの傷についてのことかも知れません。
私の場合、自分のかわいい飼い猫を、定期的にいじめる悪い黒猫が許せない!
なんて思っていたときもありましたが、ふと、先日、十字架に架けられて殺されたイエス・キリストの事を考えた。
一説では6時間くらい十字架の上で、貼付けになって、痛めつけられて、亡くなった(殺された)そうです。
その間、裏切ったユダを恨んだり、神を恨んだりもしたそうですが、最後の最後は、「神よ、この者達(自分を殺している人たち)を、お許しください。
彼らは自分の過ちを知らないのです」と、自分を残虐な方法で殺している人たちをも許し、更にそのもの達の愚行の許しを、神様に請ったのです。
作られたおとぎ話ではなくて、実際に起きた話なのです。
その心情を深く深く想像しました。
そして、周りにいた、聖母マリア様も含む、イエス様の弟子達の気持ちも想像してみました。
6時間も敬愛するイエス様の無惨な姿を、何も出来ずただ見ている者達の苦しみを想像しました。
イエス様と同じくらい、辛かった事でしょう。
特に聖母マリア様の苦しみは、いかばかりかと、、、
気が狂ってもおかしくないレベルです。
イエス様は、十字架の上の6時間で、悟られて、自分を殺す者まで許し、そして神に、そのもの達の為に祈られた。
でも周りの者達は、イエス様程の心理状態に到達していなかったかもしれない。
どんなに辛くて、悲しくて、怒りを感じた事でしょう。
同じ想い(大切な人を殺されるという)を、殺した人の大切な家族に仕返ししてやる!なんていう思いもあったかもしれません。
でも、イエス様は、自分の周りの者にも許すという事を、宿題として残したのだと感じました。
大きな宿題、それは、何回も何回も生まれ変わらないと、克服できないくらい大きな大きな宿題です。
悪い黒猫が、死んだ私の飼い猫のジジ、リンダ、そして今のタローをいじめるので、袋に入れて、山に連れて行ってグルグル空中で回して、山の上から投げ出してやる!なんて怖い考えをもった事もありましたが、黒猫が、自分が飼われていた家の人たちがミラノに引っ越しし、捨てられてしまっていた事を知ったりして、今までの怒りも無くなってきて、最近は、自分の家と自分の家猫のことを守るけれど、黒猫に石を投げたりもせず、外猫達の餌に、黒猫への餌も置いて上げたりもしています。
あまり甘やかすと調子に乗るので、厳しい態度はとっていますが、、、
まあ、私の黒猫への許しと、イエス様の許しのレベルは比較できませんが、、、笑
パスクアはそのイエス様が復活したといわれる日。
死んだ人が蘇るなんて、、、???ちょっと眉唾(失礼!)
でも許すという事で、蘇るのかもしれない。
素晴らしい日ですね。
Buona Pasqua!!
作者 彫刻、大木達美
絵、谷本オサム
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