トラ子の秘密

2月22日は猫の日だそうですね。
私の家には猫が4匹居ます。
家猫のリリーとタローは、2020年の春に我家に来ました。
その時は、先代猫のリンダとジジが居ました。
ジジが2021年の1月に亡くなって、直に、仔猫のノラが隣に居る事を知り、ノラに餌をあげ始めました。
そうしている間にシマシマの猫もニャーニャーいって近づいてきました。
一匹も二匹も変わらないと思い、そのシマシマの猫にも餌をあげ始めました。
仔猫の名前は野良猫の意味で、ノラにしました。
シマシマの猫は、トラ模様という事でトラ子にしました。
実は目の色が違って尻尾がなくて白足袋を履いている猫もいて、その子をタビとよんで、3匹に餌をあげていました。

タビは、リンダが死ぬ前に、来なくなりました。
多分、どこかで死んだのだと思います。

だから、外猫は、ノラとトラ子だけでした。

ただ、先代猫のジジをいじめた悪い猫(私にとっては)、黒猫が居ました。

今も時々来ます。

黒猫が来たら、追い払います。

先日、黒猫だと思って石を投げたら、それは外猫のトラ子で、トラ子に投げた石が命中して、反省しました。

猫に石を投げるのはやめようと、心に決めました。

そして今日、トラ子とその黒猫が、兄弟だという事を知りました。
それは向かいの家に数年前に越してきた、ナポリ人の奥さんに教えてもらったのです。

トラ子も、黒猫もそのナポリ人が越してくる前に居た、ミラノ人の老夫婦の家の猫だったようなのです。
ただその老夫婦は、この山暮らしに自分たちの年では暮らしていくのは難しいと知り、家を売ってミラノに住む息子の側で暮らす事を決めました。

その後、ナポリ人の夫婦がその家を買い、住み始めたのですが、前のミラノ人の老夫婦が3匹の猫を飼っていたそうなのです。

その猫達が、トラ子、タビ、黒猫だったようなのです。
トラ子とタビは私は直に受け入れて餌をあげましたが、黒猫は、先代猫のジジをいじめて、死に追いやった憎い猫なので、私は黒猫が来たら追い払っていました。
でも黒猫は、あのミラノ人の家の猫だったのです。
私の家の猫になりたかったのでしょうが、なれずにジジをいじめたのでしょうね。

それともジジをいじめた黒猫とは違うのかもしれません。

だけど、明らかに先日、トラ子の側に黒猫が居たのです。
その黒猫は、トラ子の兄弟なのでしょう。。。。

今日、リンダとジジのお墓参りをしました。

ジジをいじめた黒猫だけれども、それなりの背景と理由を知ると、憎き黒猫と思わなくなりました。
(ミラノのろう夫婦に捨てられて、更に自分の家なのに、新しい人たちと犬が来て自分の家に入れなくなったのです。)

自分の周りで起きている事は、自分が知らない色んな事情があるのだと思いました。

でも自分の幸せや自分を守る事も大事でそれを放棄するのとは、また違う、と思ったりしていました。




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by galleriaarsapua | 2024-02-22 16:52 | 猫、動物 | Comments(0)

遥かルネッサンスの時代ミケランジェロも石を求めに通ったイタリア、カッラーラ。大理石の山並みを一望できるところに家を建てたKazuko


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