日本から帰ってきて1週間が過ぎました。
ただ今回は、日本からの仕事もあったりして、毎日フル稼働しています。
長く留守していた分、いろんな事を片付ける必要もあり、毎朝、カッラーラに出かけたりしていました。
今日の土曜日はやっと、溜まっていた洗濯をして、掃除もして、ほっと一息。
月曜日から、葡萄畑の剪定の仕事が始まります。
葡萄のシーズンが始まるのです。
最近考える事を、ここで共有します。
私がこの家を競売でかったのが、2004年の4月。
今年で丸20年が経ちます。
この20年間、私は荒れ地だったこの場所を整理して、家を建てて、B&Bを始めて、葡萄畑を新しく植え替えて、ワインを作り、日本から芸術家の友達が来て、日本文化をカッラーラの方達に紹介して、オリヴィエロの彫刻展覧会を東京のイタリア文化会館や、長野の聖光寺で開催し、、、
そして近年は、ワイン作りを自分でも真剣に取り組み、葡萄栽培、ワイン醸造も出来る様になりました。
私はこの20年間に感謝しています。
もちろん、一人で何度も泣いた事もありましたが、たくさんの素晴らしい出会いがありました。
日本からTV番組の取材が来て、3度もTVに出ました。
歌手の深川和美さんが、リュート奏者の高本一郎さんと一緒に来てくれて、オープニングコンサートしてくれたのをきっかけに、お茶の先生がお仲間の方々と一緒に来てくださって、3度もカッラーラで、立派なお茶会をしてれたり、たくさんの芸術的なイベントも開催しました。
その時のスタッフの労力や緊張感、そして来てくださった方々のたくさんの笑顔、達成感、、、
B&Bの仕事は、私ひとりとお客様になりますが、それもたくさんの素晴らしい出会いがありました。
そして、このカッラーラの地でもたくさんの素晴らしい方々と出会う事が出来ました。
それらの思い出は私の心の中で、きらきらと永遠に輝き続けると思います。
ただ、私にはとてもかけている部分がありました。
それは経営力、お金に関して、どんぶり勘定過ぎたのです。
皆が喜んでくれたら、それでいい、、、
そう考えて大切な事をうやむやにしてきた事もありました。
その辺も含めて自分の欠点も露呈され、見つめています。
この20年間の私がカッラーラでした事に対する答が、今年、出るような気がしています。
それは他力本願的にいっているのではなくて、結果が出る時期ではないか、と思っているというか、願っているのです。
その為にも一日一日、一瞬一瞬を、大切に過ごしていきたいです。
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