先日、「原因と結果」という本を、紹介しました。
最近、朝、ぱっと開いたページだけでも、読む様にしていると、とてもいい事が書いていたので、ここでも紹介させて頂きます。
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とても正直そうにみえるのに、貧しさに苦しんでいる人がいます。
またひどく不正直にみえるのに、大きな冨を手にしている人もいます。
「あの人は正直すぎるから、お金が貯まらない」あるいは、
「あの人は不正直だからお金がたまるんだ」などということを、よく口にしています。
しかしそれは、あまりにも表面的な判断です。
その判断は、特定なのことに不正直な人間は、ほぼあらゆる面で汚れており、特定の事に正直な人間は、ほぼあらゆる面で清らかである。
という仮定を基盤としています。
より深い智恵の光を当てたならば、その種の判断が誤りである事を、誰の目にも明らかなものとなるはずです。
一見不正直で裕福な人間は、一見正直で貧しい人間がもたない美徳を大量に持っているかもしれませんし、逆に、後者は、前者がもたない不徳を大量に持っているかもしれません。
つまり、彼らの双方が、自分自身の正直な思いや行いの果実である良い結果と、自身の不正直さが作り出している苦悩の双方を、同時に体験している可能性が、きわめて高いのです。
「あまりにも善人過ぎると、苦悩が耐えない」などという迷信を受け入れる事が、
自分自身を改善する努力を放棄したい人にとっては、好都合な事かもしれません。
しかしながら、私達は、自分自身の病的な思い、悪意に満ちた思い、不純な思いを、すべて撲滅し、心の中のあらゆる汚れを洗い流さない限り、
[人間は善人過ぎると苦労する」などという事を口にする権利さえ手に出来ません。
知りもしない事を、どうして口に出来るのでしょう?
しかし、もし貴方が、その思考の峰を目指し続けたならば、その過程で(峰に至る、はるか以前の段階で)、「自分の心と人生内で機能している法則は完璧に公正であり、それが、悪に対して善で報いたり、善に対して悪で報いたりする事は、絶対にあり得ない」という事を知るでしょう。
この知識を手にした人間は、続いて、自分のそれまでの無知と盲目を振り返りつつ、自分のそれまでの人生がつねに正直な秩序によって形作られてきた事に気付く事になります。
〜サンマーク出版「原因と結果」より
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今年は、自分の心を一瞬一瞬みつめていき、幸せの種、原因を作っていきたく思っています。
皆様、本年もどうぞよろしくお願い致します。
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