自主隔離にて思うこと

隔離生活12日目です。
もう殆ど終わりに近づきました。
大変な経緯で今回、実家にたどり着きました。
今までなら、ワインの仕事もあり、直ぐに大阪や神戸、そして東京等、西へ東へ走り回り、実家にいることは殆どなかったのですが、
今回はコロナの自主隔離の規定のおかげで、実家にいました。
これは私にとって、大切な時間だった様に思います。
実家でだらだら過ごすなんて、大人なのに、、、なんて考えも浮かんだりもしましたが、こういう時間が必要だったんだと気付きました。
イタリアに帰る前の1週間くらいも隔離生活を送ろうかな?とも考えています。
ソムリエの試験勉強の時も思いましたが、集中して2時間勉強する為には、2時間、机の前に座ったからといって、2時間集中できるとは限らない。
6時間、机の前に座っていたから、そのうちの2時間集中できる時間がもてる。みたいな感じ。(分かりますか?)
そしてそれがもっと繰り返されていけば、効率よくやるべきことがマニュアル的に見えてくれば、話は違ってくるのですが。。。
今年はまだ終わっていませんが、コロナに始まって、コロナで終わるような年ですが、憎きコロナではありますが、少し立ち止まることが出来たおかげで、ちょっと考える時間が出来ました。
もともと、動きながら考えるタイプでもあるので、じっとしておくことは、どちらかというと苦手なのかもしれませんが、人生半世紀も生きていると、
突っ走るだけではなく、ちょっと落ち着いて、自分や周りの状況を少し離れて見つめる必要がある、ということの大切さに気付き始めています。
それにはこの隔離生活の時間は必要でした。
両親が年を取っていたこと、そしてそれぞれの問題。
自分が忙しかったら、見て見ぬ振りをしていたかもしれない。
「両親の子供は私だけではない」という言い訳をしながらーー
それでも私は、1月になったら、また遠いイタリアへと帰って行きます。
親孝行とは何なのか?考えています。

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by galleriaarsapua | 2020-12-05 23:09 | ひとり言

遥かルネッサンスの時代ミケランジェロも石を求めに通ったイタリア、カッラーラ。大理石の山並みを一望できるところに家を建てたKazuko


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