2019年 11月 21日
ジジのひとり言 |
ジジだニャン。久しぶりだニャン。
kazukoママがいうには、僕はガリガリらしいニャン。
なんだか、2年前に癌が発生したらしくって、それからガリガリになって、獣医さんから、「もう長くはありません」っていわれたそうだニャン。
それでもママがあきらめずに、とことん僕につき合ってくれて、一命を取り留めて、2年も生きているニャン。
でも殆ど一日中眠っている状態ニャン。
これで一体、幸せなのかなニャン?って自分で自問自答したニャン、
だって外にも行けずに、というか外には時々野良の黒猫が我が物顔で、縄張りを効かせて、僕が行くと噛み付いてきたりして、縄張りを効かせているニャン。
先日は、少し開いているドアから家の中に入ってきて、ママも含めてすごい騒動が起きたニャン。
僕は自分がか弱い事を自覚せざる得なくなり、何だか元気がなくなってしまったけれど、
ママは僕が弱虫でも、僕の心が優しくて、リンダ姉ちゃんと一緒に仲良く過ごしてくれているだけで、幸せなんだという事がわかったから、
僕はママの為にも、たとえガリガリで弱虫な僕でも生きていこうと思った。
だから外の暮らしとか、かわいいメス猫のこととかも、もう考えない。
考えるのは、一日、ママが喜ぶ為に命を延ばす事だけ。
リンダお姉ちゃんは相変わらず優しい。
お姉ちゃんと仲良くすると、ママは喜ぶ、
その為だけじゃないけれど、僕はリンダお姉ちゃんと仲良くする。
ママは単純な人だけれど、僕とリンダ姉ちゃんの事を思う気持ちには、嘘は無い。
僕たちが居るから、ママは頑張っている。
あまりにも、ひとりぼっちのママが、ちょっとかわいそうで、僕も死ぬわけにはいかない。
初夏に日本から来た、ママの友達が日本に売っている「チュール」という物を持ってきてくれた,
クリーミーでおいしいそのチュールに、僕は我を忘れて食らいついた。
あんなおいしい物を日本の猫達は食べているんだ、、、と思った。
ママも、イタリアのスーパーでチュールを見つけた。
そして、そのチュールみたいな食べ物を買ってきてくれて、僕だけにくれる。
リンダ姉ちゃんには、僕も知っている餌で紛らわせて、僕にはチュールみたいな食べ物をこっそりくれる。
そんな差別をしてまで,僕に元気で居てほしいと思っているママの気持ちに応える為にも、僕は死ぬわけにはいかない。

byジジ
by galleriaarsapua
| 2019-11-21 06:28
| 猫、動物