Galleria Ars Apua 私のB&B、葡萄畑も含めた施設の名前です。
ここには、彫刻家だった亡き夫の作品が飾られていて、彫刻や、絵画の展覧会、日本のお茶会やピアノコンサート、そば打ちの会などなどと、今まで沢山のイベントをしていました。
でも2012年の東日本大震災の翌年に行った「がんばる日本」というテーマで5組の日本からのアーティストを迎えそれぞれのイベントを開催したのを最後にイベントをする事を控えていました、
理由はやはりとても時間とエネルギーとお金がかかるという事でした。
当分B&Bとワインの事業に専念して,,,と思っていましたが、去年、フィレンツェのメディチ家礼拝堂で行われた宝生流の家元のお能の舞台をみてから、
いつか、カッラーラでお能の舞台をオーガナイズしたいと思いました。
まさか、1年後にそれも私の家で、宝生流家元ご一行様によるお能を開催する事が出来るなんて,、、、
もうミラクルでした。
準備期間に葡萄畑に雇ったダビデが急に家庭の事情で来れなくなりました。
葡萄が急成長するこの時期の為に雇ったといっても過言でないのに、涙。
葡萄は待ってくれませんし、放っておけません。
平行して、お能のグループを迎える準備。
本当にお能の会を無事に開く事が出来るのだろうか?
本当にぎりぎりまで、オリヴィエロを初め皆に、手伝って頂いて無事に開催。
「高砂」シテ 武田孝志
「羽衣」シテ 宝生和英 (宝生流二十代目家元)
今回はメインの舞だけのお披露目でそれぞれ20分くらいの、演舞を披露してくださいました。
大理石の山をバックに能舞台。
贅沢すぎる空間に夢なのが、現実なのかわからなくなるくらい、すばらしかったです。
閉じ込められた静なる美。そこに何を見いだすのか?
自分の感性をどこまで集中できるのか?
イタリア人も夢中になってみているのが、わかりました。
盛会となり、心から安心しました。
以下写真です。










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