カッラーラ、チェントロストリコ(旧市街)にある彫刻
2012年 05月 08日
月曜日の午前中、カッラーラのcentro strico(旧市街)はメルカート(市場)が立ちます。
朝からチェントロに用事があったので出かけました。
今日はカッラーラのチェントロを案内します。
スーパーCONADの先の通り Corso Carlo Rosselli です。この通り、私好きです。歩いていくとー
左にちょっとした空間があって空が広がる感じがします。
そこには彫刻が置いてあります。
カッラーラ産の白大理石で作られたGiuseppe Garibaldiの像です。
ガリバルディはイタリア統一の英雄です。(有名ですよね)
カッラーラの老舗彫刻工房、「Studio Nicoli」が制作した物です。
そのまま、どんどん歩いていきます。
この通りには上の写真みたいに建物自体に彫刻が施されているパラッツォが並んでいい感じ。
こちら「Teatro degli Animosi」正面、ファザードがネオクラシック様式の素晴らしい建物で劇場です。
ですが老朽化が進み劇場としては機能していません。残念です。
ロッセーリ通りが終わりアルベリカ広場につながる小径です。
アルベリカ広場の中央にある彫刻と泉です。
Maria Betrice D'esteの像です。1700年代、エミーリア、ロマーニャの貴族のD'este家がカッラーラを支配していました。
D'este家はカッラーラの大理石の山を支配する権利を持っていました。
そして現在のカッラーラの美術大学を作ったのもこの一族です。
このマリア、ベトリチェはその大理石の山で一生懸命働く大理石採石職人に山を守る権利を初めて与えた方だそうです。
この像でマリアの右下にいるの鷹。強さ権力の象徴でマリアの右手に持っているのは権利を与える誓約書だそうです。
自分の利益ばかり考えて権力にしがみつく権力者ばかりの今日ですがこんな権力者もいたのですね。
そういえば昨日と今日はカッラーラの市長、市会議員選挙。
こんな勇敢なマリアのような市長が誕生するのでしょうか?
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旧市街っていう響きだけで、いいですねぇ。
かつて栄えた場所が、廃れたのではなく、趣を持ってそこにある、って感じがして、ワクワクします。
街中に銅像があるのは、イタリア(ヨーロッパ圏は、かな)は多いですよね。
何も知らなければ「きれいなオブジェ」で終わってしまいますけど、謂れを知って、それを見るのはいいですねぇ。
「その場所に在る」ことも、意味があるんでしょうし。
日本で街中にある像となると、お地蔵様くらいでしょうか。
かなり意味合いが違う像ですけど(^^;)
でも、日本ではお地蔵様ですら、街中にはいらっしゃらないですもんねぇ・・・やっぱり少し古い町並みにいらっしゃるよね。
私、実は町の中によくある、いわゆるエライ人の彫像・銅像の類にあまり興味がなく、ふだんは完全に素通りしてしまうのですが、やはりカッラーラに行ったら、ぜひじっくり見てみたいと思います。とくに一番下のマリア・ベアトリーチェなど。ありがとうございます。
旧市街、ってわたしがつけたのですけれどね。。。(汗)
カッラーラのチェントロ、廃れ気味なんですよ。
いい建物とかいっぱいいい物あるのですけれどうまく機能していないというのが正直な所。
いい彫刻もいっぱいあるのですけれどね。。。
日本の街づくりも色々意見があるでしょうね。
駅前は何処も同じ感じだしね。
観光地だけが古い街並を保っている。
それにくらべたらイタリアは街の特徴が残っていますよね。
そうですよ、さすがカッラーラ、ふんだんに大理石と彫刻が街のあちこちにあります。
過去の遺産ですけれど。。
チェントロストリコなかなかいいのですけれど廃れて来ていますね。。残念です。
カッラーラにいらしたら工房とかにもご案内しますよ。
きっとfumieveさんなら楽しんでくれると思います!