自分の中の改革

ここ最近、私の大切な友達に不遇な事件が起きました。
誰が聞いてもその友達がかわいそう。。。(ここでは事の真相には触れません)
でも相手は大きな権力だからどうする事も出来ない。。。
色んな事しても無駄だから私なら自分が傷つかない為にもなにもしない。
出来るだけ自分の心の中で想い替えをしてその傷をいやして時が経って忘れるのを待つ。。。
だって「どうせ何やっても無駄じゃない。。。」って考えが浮かぶ。。。
そんな無駄な労力に時間を費やすよりも違うもっと生産的な事に時間とエネルギーを使おうよ。
みたいな傾向が私にはある。それは私だけでなく私と同じように考える私くらいの年の日本人には多い傾向だと思います。
「合理主義」「事なかれ主義」という教育で育ったからです。
でもイタリアに来てそんな考えと違う友達ととことん話し合ったりその子の行動をみたりして今までの自分を恥じる面もありました。

でも去年の東日本大震災で日本人もこのままではいけない!という事に気付いて今まで見たいに「事なかれ主義」とか「見ざる、言わざる、聞かざる」みたいな人ばかりじゃないように感じています。

今回の私の友達に起こった悲劇。
友達には「もっと酷いことが起きる事を考えたらあなたは幸運よ」とか色々言って励ましてましたが
実際私に出来る事は本当に無いのか?って考えたら一つのアイデアが浮かんだけれど行動を起こす自分にたいして「面倒くさいな。」とか「出来たらしたくないな。」なんて言う考えの自分がいたのも事実。
結局自分本位なんですよね。。。

その行動を起こしたとしても何も変わらないかもしれないけれど行動しないで祈ったり願ったりするだけで本当にいいのか??って私も自分に自問自答しました。

自分が出来る事それが結果を変える事にはならなけれど行動しました。
結果が変わった訳ではないけれど真実がわかりました。

イタリアに来て8年、きっと日本に居続けていたら私はずっと「事なかれ主義」で生きていく事がいい事だと思っていたかもしれない。
でもそれは自分が考えたくない、責任を取りたくない、嫌われたくないという自己保存の何ものでもないのかもしれない。。。

そしてそんないけてない自分から少し脱皮出来たかもしれないと思える出来事でした。
友達の前途に幸あれと心から祈ります!



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Commented by どんすけ at 2012-04-25 08:18 x
kazukoさん こんにちは~。
今日はまた一段と深い話ですね・・・
確かに なにか行動を起こしても無駄足になることもありますし、お節介になることもあるし・・・じゃあ、事なかれ主義がよいか、対岸の火事で傍観していていいか、と言われれば、それも違う気もするし。
同じようにしていても、何も起こらない人、不遇な目に合う人、これも何がどうして違ってくるのかわかりません。
それが運命と片付けるしかないところも否定できませんしね・・・
塞翁が馬。
私の好きな言葉です。
ピンチはチャンス!、お友達がより良い状況になられますことを祈っております。
Commented by nouvelle at 2012-04-26 03:00 x
かずこさん、ブラボー! たとえそこにフェンスがあっても何度もぶつかってゆく、ウリ坊の様だ、、、といつも友人達に笑われるわたくし。でも、それが自分の持ち味で、所謂私の美学だと思っています。あなたはきっとひとつ徳を積んだとおもいます!
Commented by galleriaarsapua at 2012-04-26 03:58
*どんすけさん、こんにちは。
ちょっと重い内容かもしれませんが自分の日記として書き留めました。
どんすけさんがおっしゃるように最終的には運命なんだと思います。
でもここではその運命さえももがいてあがいてなんとかしようと頑張る人が多いです。
そういうがむしゃらさって生きている上で大切な気がします。
たとえ結果が変わらないとしても。。。
塞翁が馬。私も好きな言葉ですよ。
友達へのどんすけさんの想い。有り難く嬉しく思います!
Commented by galleriaarsapua at 2012-04-26 04:00
*nouvelleさん、こんにちは。
ありがとう〜!nouvelleさん、ウリ坊だったのですね。。。
素敵です〜!!
そういう精神がものつくりには絶対に必要だと思います。
次お会いした時は色々とその辺を話し合いたいです。
なんだか元気もらいましたよ〜!ありがとうございます!!
Commented by yumiyane at 2012-04-26 10:45
私も同じでしたよ。
自分が幸せなら周りの人も幸せになる、って自分主義のいい訳。
でも、去年の震災以降、少しづつ何かが変わっていっている気がします。
きっとkazukoさんも日本にいらしたら、なにかしら変わっていったと思います。
日本にいらっしゃらなくても、イタリアで尽力なさいましたものね。
Commented by galleriaarsapua at 2012-04-27 03:28
*yumiyaneさん、こんにちは。
震災があってある部分の日本人は本当に変わったと思います。
でも哀しいかな。。。震災からはなれている人たち遠くの人たち(もしかしたら外国に暮らしている日本人?)はそう変化は無いかもしれません。
yumiyaneさんは日本のいい時代も生きて来ていろいろと体験されたでしょうがこの震災でまた新しいご自分と向き合っていらっしゃるように感じ素晴らしいなと。。。お慕いします。
真理って一つではないのかも。。って最近思っています。
by galleriaarsapua | 2012-04-25 04:30 | ひとり言 | Comments(6)

遥かルネッサンスの時代ミケランジェロも石を求めに通ったイタリア、カッラーラ。大理石の山並みを一望できるところに家を建てたKazuko


by galleriaarsapua