哀しみを抱きしめて

イタリアではまだ3/10ですが、もう日本では3/11ですね。
この何日間かこの地震について考えていました。
私の直接の友人、知人には亡くなった方は居ませんが、この地震で家族や大切な人をなくし、家をなくし、仕事をなくし、故郷までなくした人たちも沢山居ます。

その方達にとってのこの一年を想像すると何ともいえません。

私事ですが私も33歳の時に最愛の夫を亡くしました。
その時期は眠れずに大泣きしながら寝ていた事が幾晩もありました。
「人は哀しみで死んでしまう事は無いのだろうか?」と考えた事さえあります。
でも不思議と号泣して苦しいくらい泣いた後にきれいな映像が夢みたいに見えたり朝起きたとき心が軽くなっていたり感じた事もありました。
どんなに哀しくても朝はいつも時間通りに来ました。
主人は入院中、私に「哀しい時は哀しんでいいんだよ。。」と話してくれました。
その時は何の事かわかりませんでしたが「ああ、このことを言いたかったんだ。。。」とわかると亡くなる直前に亡くなった後の私の心配までしてくれていた夫の優しさに尚更、哀しくなってしまったりもしました。

亡くなってから直ぐに訪れたイタリアで「私も貴方と同じ年で夫を亡くしたのよ」と話してくれるイタリア人のおばさんたちにあったとき「私もいつかこの人みたいに哀しみを乗り越える事が出来るのだろうか?」って思たりもしました。

歩き出す場所も手段もわからなかった私でしたが主人が残してくれたイタリア、カッラーラがあったのでした。
主人が亡くなって2周年に合わせて彼の作品集を出版するという目標を作ってイタリアに渡り少しずつ資料を集めてイタリア語も習って。。。

その間色々あったけれど10年経った今はこんなにも元気になっています。

大きな哀しみを抱きしめて同じくらい大きな優しさに変えよう。。。って思った事ありました。
哀しいという感情を優しさに。。。

東北地震の現場の復興も大切だけれど心の復興も大切。。。
大きな哀しみは直ぐには癒える事は出来ないかもしれない、ゆっくりゆっくり歩いていきましょう。。。

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    今日の我が家から見上げた空と雲



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by galleriaarsapua | 2012-03-11 05:09 | 愛を込めて

遥かルネッサンスの時代ミケランジェロも石を求めに通ったイタリア、カッラーラ。大理石の山並みを一望できるところに家を建てたKazuko


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