INVITO(招待状)

大木逹美の彫刻展覧会の招待状が出来ました。
皆様にも送らせていただきます。

OKI TATSUMI Fossili~Messaggio di XX secoli al futuro
場所:Galleria Ars Apua Via Antica di Bergiola 19, Carrara
開催時期:8月5日〜10月7日
連絡先:g-arsapua.com

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2011年8月5日Galleria Ars Apuaにて大木逹美の個展が始まります。
彼は20世紀という時代の良い部分を後世の人々に彫刻によって伝えようと制作したアーティストです。

縁があり彼の晩年に私は結婚しました。

時は既に20世紀から21世紀に変わろうとしている世紀末でした。

私たちが一緒に暮らしたのはたった3年で彼がなくなって10年が経つ今年2011年8月、私は彼の個展を彼が彫刻家として輝く思い出多き、カッラーラで開催します。
彼の20世紀の作品を展示した彼の21世紀のカッラーラの家で開催するのです。

20世紀、彼は「化石」というシリーズの作品を作り続け私と結婚して迎えた21世紀初めての作品は「化石」シリーズを経て「コスモピープル」という親子の作品を作り始めました。

そして21世紀を迎えたばかりの2001年夏、彼は「コスモピープル」一作品を作って逝ってしまった。

なくなる直前、彼は何か啓示を受けたように「コスモピープルの家をつくる」といいました。
それは次の彫刻のアイデアだったのでしょうがそれを作る事はありませんでました。

彼がなくなった約3年後の2004年春、私はカッラーラで彼の愛した大理石の山並みが眺められる場所に荒れ地と壊れた家を購入して
庭を整備し家を建設し日本より彼の作品も持ってきて住み始めました。
ここは彼の作品があるだけでなくて定期的に彫刻展覧会やコンサート、日本の文化を紹介する機会にも恵まれました。

今から思えば彼がなくなる前に話してくれた「ピープルの家」を私が作ったのでしょう。
そしてこのコスモピープルの家は人種、民族、宗教など関係なく魂でつながった人々が集い憩いの場となっていく事が彼の願った「コスモピープルの家」であり、
その場所で彼の初個展を行える事を心より誇りに思っています。

大木和子


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by galleriaarsapua | 2011-08-01 06:08 | OKI TATSUMI

遥かルネッサンスの時代ミケランジェロも石を求めに通ったイタリア、カッラーラ。大理石の山並みを一望できるところに家を建てたKazuko


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