倚りかからず

日本滞在中に素敵な詩と詩人に出合いました。
勿論一方的にです。茨木のり子さんという詩人の詩、
「倚りかからず」です。
感激したので皆様にもご紹介させて下さいね。

もはや
できあいの思想に倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教に倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問に倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不自由のことやある

倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ
Commented by nobukoueda at 2010-12-15 09:16
すごく良い詩ですね。
すごく励みにもなります。
茨木のり子さんにもあわれたのですか?すごいね。

私は背もたれはもちろんいろいろなところによりかかってますな~
Commented by どんすけ at 2010-12-15 12:52 x
kazukoさん、こんにちは(^^)
日本で、更にステキな出会いがあったんですね。
その時は一瞬いいなぁと思っても、それで終わってしまう言葉じゃなくて、感銘を受ける言葉に出会えるって、そうそうあることじゃないですもんね。
しかし、改めて振り返ってみれば、どんなけたくさんのものに寄りかかっているやら…自覚してないものもあるでしょうしね(^^;)あぁ耳が痛い・・・
Commented by galleriaarsapua at 2010-12-15 16:13
*nobukouedaさん、こんにちは。
ノブ子さんに励みになったのなら紹介してよかったです。
いえいえ茨木のり子さんはもうなくなっています。
大阪の紀伊国屋で彼女の評伝の本と出合い一目惚れして買ったのです。
昭和の女性は美しいですね〜。
Commented by galleriaarsapua at 2010-12-15 16:16
*どんすけさん、こんにちは。
はい、茨木のり子という詩人の本と出合いました。
その本は彼女の人生も評伝していたので彼女の事も知れたのも良かったです。
本当にずーっと残る言葉ってなかなかないですよね。
そしてそういう言葉ってもしかしたら詩の様に簡単な言葉でできているのかも。。。
寄りかかれる物があるというのも幸せな事なんですよ〜。
Commented by ank-nefertiti at 2010-12-16 23:50
kazuちゃん、こんばんは!
茨木さんの作品は素敵よね^^
この方の詩を読むと、ドキッ!とさせられます。
kazuちゃん、よい詩と出会ってよかったね!

↓のリンダとジジ、かわいい~^^
本当にうちのミーとジジによく似てる!
というかそっくり!!!
Commented by galleriaarsapua at 2010-12-17 02:08
*杏さん,こんにちは。
本との出会いもいい出会いってありますよね。
この詩はなんだかビビっときました。
下のリンダとジジ、本当に杏さんとこのミーちゃんとジジに似ているでしょ?
仲良くしてくれて嬉しいです〜。
by galleriaarsapua | 2010-12-15 03:31 | 詩、ポエム | Comments(6)

遥かルネッサンスの時代ミケランジェロも石を求めに通ったイタリア、カッラーラ。大理石の山並みを一望できるところに家を建てたKazuko


by galleriaarsapua